概要
世界最大級の資産運用会社であるフランクリン・テンプルトンが、リップル社の仮想通貨XRPの現物ETF(上場投資信託)を申請しました。この動きは、トランプ政権下でSEC(米国証券取引委員会)がより柔軟な姿勢を示すことを期待した資産運用会社による代替コイン(アルトコイン)ETF申請の流れの一部です。XRPは過去24時間で4%上昇し、現在2.15ドルで取引されています。
XRP ETF申請の状況と市場への影響
フランクリン・テンプルトンは3月11日、SECに対してXRPの価格に連動するETFの予備目論見書を提出しました。このETFはCboe BZX取引所に上場予定で、コインベースがファンド資産の保管業者として指名されています。同社は2月にもソラナ(SOL)の現物ETFを申請しており、アルトコインETF市場への参入を積極的に進めています。
現在、SECへの申請が保留中のXRP ETFは合計17件に達しています。主な申請者には、ビットワイズ、グレースケール、21シェアーズ、ウィズダムツリー、カナリーキャピタル、コインシェアーズ、インベスコ、バンエック、フィデリティ、アークインベスト、ギャラクシーデジタル、プロシェアーズ、ハッシュデックス、ボラティリティシェアーズなどの大手資産運用会社が名を連ねています。
また、3月7日にはボラティリティシェアーズが3種類のXRP ETFを申請しました。これには標準的な現物ファンド、2倍のレバレッジを効かせたXRPファンド、そして-1倍(空売り)のXRP ETFが含まれています。
他の仮想通貨ETFの動向
仮想通貨ETF市場は全体的に活況を呈しています。3月11日、ビットワイズは大量のビットコインを保有する企業の株式で構成されるETF「Bitwise Bitcoin Standard Corporations ETF(ティッカー:OWNB)」を立ち上げました。このETFは、企業財務で少なくとも1,000ビットコインを保有する企業で構成される新しい株価指数に連動しています。
発表時点での主要保有銘柄は、ストラテジー(21%)、MARAホールディングス(12%)、クリーンスパーク(6%超)、ライオットプラットフォームズ(6%)、ボヤアインタラクティブ(6%未満)となっています。
さらに、Cboe BZXはSECに対して、フィデリティのイーサリアムETFにステーキング機能を組み込む許可を求める19b-4規則変更申請を3月11日に提出しました。
SECの審査延長とXRP市場への影響
SECは3月12日、NYSE Arcaが提案したグレースケールXRPトラストの上場・取引に関するルール変更の審査期間を5月21日まで延長すると発表しました。
また、バンエックのソラナ現物ETF、カナリーのライトコイン現物ETF、カナリーのソラナ現物ETF、カナリーのXRP現物ETF、グレースケールのドージコイン現物ETFなど、複数のアルトコインETFの承認判断も延期されました。これにより、発行会社は5月まで待たなければならなくなりました。この新たな期限までに、SECは承認、拒否、またはさらなる延期のいずれかの決定を下すことになります。
まとめ
フランクリン・テンプルトンによるXRP ETF申請は、主要な資産運用会社がアルトコインETF市場に本格参入する動きを示しています。現在17件のXRP ETF申請がSECの審査待ちとなっており、承認されれば米国の投資家がより簡単にXRPに投資できるようになります。
SECは審査期間を5月まで延長していますが、トランプ政権下でのSECの姿勢変化が期待される中、XRPを含む多くのアルトコインETFが承認される可能性が高まっています。これらの動向は、XRPの価格上昇要因となる可能性があり、仮想通貨市場全体にとっても重要な転換点となるかもしれません。
この記事は、CryptoPotato(2025年3月12日付)の「XRP Price Catalyst: Franklin Templeton Joins Growing List of ETF Applicants」を翻訳・要約したものです。
元記事: XRP Price Catalyst: Franklin Templeton Joins Growing List of ETF Applicants (CryptoPotato)
この記事はClaudeを使用して英語記事を翻訳・要約したものです。2025年03月12日翻訳
FFF newsをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。